こんなメールが送られてきました。
『ローマの遺跡の一角に、
エアコン付き地域猫シャルターあり』
羨ましい限りです。
取りあえず添付いたしますね。
殺処分ゼロのイタリア。
行政・NPO・民間団体による地域猫活動が各地で行われています。
法律は進んでいるけれど実際はどうなっているのかな、
との疑問がありました。
地域猫活動がまあまあうまくいっている
トッレ・アルジェンティーナを訪問してきました。
ローマの遺跡の一角に、
エアコン付き地域猫
シェルターあり
猫シェルターで活動する
ボランティアさんたちに
ANJインタビュー
観光客や海外NPOなどの支援を受けて
民間団体が運営している地域猫シェルターが、
ローマの中心部に位置する
トッレ・アルジェンティーナ広場にあります。
ここは共和制ローマの聖域で、
4つの神殿が発掘されています。
写真中央にそびえる6本の円柱は
フォルトゥーナ(幸運)の円形神殿の遺跡。
ユリウス・カエサルの暗殺された
ポンペイウス劇場の場所が近年になって
考古学チームにより特定されたのもここ。
まさに聖域なのです。
そして、ここには数百の野良猫が、
不妊去勢手術を受け、
清掃と給餌給水の世話を受けて暮らしています。
ここは里親捜しの拠点ともなっています。
詳しくはこちらをご覧下さい。
http://www.romancats.com/index_eng.php
(英語のサイト)
遺跡を気ままに徘徊する白黒ねこさん。
いにしえの聖域も、野良猫の王国となっています。
人慣れしない猫さんたちはフリーにされていますが、
医療行為の必要なねこさん、譲渡対象のねこさんは、
ワクチン・血液検査・ノミダニ駆除を受けて
室内に暮らし、譲渡を待っています。
1日に7人くらいのボランティアさんが通い、
給餌・給水やお世話、
事務作業などに献身的に働いています。
午前中は清掃
(こちらは有料スタッフが行うそうです)、
午後は観光客対応。
財源は寄付とグッズ販売。
写真の女性が協会の代表者です。
「20年前は、野良猫への避妊去勢手術に対する
社会の理解も乏しく、大変苦労しましたが、
いまやもう手術は当たり前になりました。
野良猫を一掃せよ、と警官に命じられたこともあったわ。
でも私は警察にしょっぴかれても、
ここの野良猫たちの命を守ろうと思ったの。
社会も応援してくれたわ。
文明国なら動物愛護の精神は当たり前よ。
地域猫は法律で守られているの。
あなたの国はどう?」
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